家探しを始めると必ず誰もが調べたくなるのがこのハウスメーカー。
1978年設立の会社で、工務店と名は付きますがここも大手のハウスメーカーです。
ただし、
広告や格付けによるむやみやたらなPRではなく、実力で戸数を上げていきたい!的な感じで、CMは流さない、東証一部上場もしないで戸建て販売戸数業界2位の実績。
会社の理念がそのまま商品になり、消費者もその理念(商品)に共感している証拠です。
その特徴は・・・
1.業界トップクラスの高断熱高気密
2.全館床断熱標準装備
3.ソーラーパネル設置が実質0円(売電による回収)
4.全ての柱・土台に防蟻剤の加圧注入
です。
1.業界トップクラスの高断熱高気密
その実力は、ずば抜けています。
(夢の家)Q値:1.16 / C値:0.71
(i-cube)Q値:0.76 / C値:0.59
言うことなし!
ウレタンを板状にしたものを外と内でダブル断熱。
換気システムも熱交換第一種換気システムで熱交換率は90%、破格の数値です(他社は70%が平均)
この断熱・気密は初期性能から75年、変わらないとのこと。
・第一種換気システム:強制的に吸気と排気を行う換気システム。計画的に換気でき、熱交換システムを使う場合は必須。結露に強いが、設備費は高価。(第三種換気システム:強制的に排気を行う換気システム。結露に強く、安価だが、気密が低いと隙間から風が入ってくる。)
2.全館床断熱標準装備
高断熱高気密だからこそ、床断熱は効果を発揮します。しかも全館(1Fも2Fもトイレも風呂も!)
言うことなし!
ちなみに一条工務店の床暖房は温水によるもの(6段階調節)。電気は劣化があり、高温になりやすいとのこと。ただし、温水も水漏れが心配ですが一条工務店は継ぎ目なし。チューブも100年劣化なしだそうです。
床暖房のメリット
・空気を動かさないためほこりが舞わない(女性の方は特に風に当たりたくないという方も。。。)
・足元が温かい
・部屋全体がまんべんなく温まる
床暖房のデメリット
・温まるまでにかなり時間がかかる
・夏は使えない(エアコンが必要)
・無垢床だと木が乾燥して隙間ができやすい
・乾燥する(暖房器具全般に言えることですが・・・)
・対流しないので体の上のほうが温まりにくい
3.ソーラーパネル設置が実質0円(売電による回収)
これどういうことかというと、設置は会社が費用を負担するので、相当額になるまで売電の売り上げを一条工務店にください、というシステムです。
ソーラーを入れたい方にはこの上ないシステム。よっ、太っ腹!
4.全ての柱・土台に防蟻剤の加圧注入
シロアリは下からだけではなく上からもやってきます。一条工務店の柱はすべて防蟻剤が加圧注入された木材を使用。10年、20年、30年で点検はあるものの、75年は大丈夫とのこと。
「家は性能」と謳っている通り、一条工務店の性能は申し分ありません。ただ知っておかなければならないこともいくつか。
・一条ルール(多少、融通の利かないこともちらほら)
性能を出すためか、2x6だからか、間取りの自由度はあまりありません。ただし、建物値段は床面積で決まるそうで、家の形状を変えても同じ面積であれば同じ価格なのだとか。
間取りだけでなく、ちょいちょいこの一条ルールが打ち合わせで出てくるのだとか(噂)
・設備の選択肢の少なさ
選択肢は少ないですが気に入れば問題ありません。質が悪いというわけではなく、好みなどで違うキッチンを入れたい!となってもそれは出来ません、ということ。
・自社工場で外壁タイル・ソーラーパネルを生産
自社はフィリピンにあり、人件費を抑え、より安価で仕入れられるようにしています。
とまぁ、どうしても断熱材にコストを割いている分、他の設備でトータルを調整しているようです。
建物は40坪で2700万±500万円程度とのこと。
自分はそもそも手が届かないのでした。。。(涙)
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