ダイワハウス1(展示場訪問)

個人的には木造で探していましたが、視野を狭めるには早すぐる!と思って行ってみました。

軽量鉄骨を扱う大手ハウスメーカー、ダイワハウス。(木造もやってるょ)

特徴は

1.軽量鉄骨 外張り断熱
2.Σ型デバイス(制震ダンパー的な)
3.天井高2m72cm・大開口の窓

4.高い遮音性

です。

1.軽量鉄骨 外張り断熱

軽量鉄骨にするなら外張り断熱にする必要があります。鉄骨が断熱材の外にあると外気温の影響を直接受けるので断熱もクソもあったもんじゃありません。

断熱・気密性能はというと、ダイワハウスの営業さんに聞くとQ値はジーボΣで0.9~1.0、ジーボでも1.2ぐらいとのこと(あるサイトでは2.3以上でしたが、HPにもその数値が見当たらないのであまり良いとは言えない数値かと。。。)ただ、外張り断熱は有効な手段。複雑な柱と柱の間に断熱材を敷き詰めるのとは違い、ただ外に板をそのまま固定するだけなので誰でも簡単に断熱材を敷き詰めることができるため、鉄骨には欠かせない断熱方法だと思います。

気密性C値はわからないとのことですが、構造上、おそらく5.0程度になると思います。

外に断熱材を張るので、シロアリ対策は必至。

ダイワハウスはグラスウールボード(グラスウールを板状にしたもの)をアルミでくるむそうです。グラスウールは無機質なためもともとシロアリからはOut of 眼中なので特別な対策は不要かもしれません。

ちなみに、グラスウールボードをアルミでくるんでいるのは、グラスウールが湿気に弱いから(垂れて落ちてしまいます)。湿気については、最近どこもそうですが、壁内通気工法というもので壁の中に湿気を溜めないよう、湿気の道を通わせています。(ただの隙間といえばその通りなんですが。。。※隙間には鳥や虫が入るので壁の入り口(通気口)を網で塞ぐ必要があります。ダイワハウスの対応は確認していません。選ばれるときは確認してください。)

・外張り断熱:構造の外に断熱材を設けること(断熱材の固定が難しく、断熱材を厚くすると耐久性が維持できないため、ダイワハウスでは外張り断熱+内断熱のダブル断熱を行っている)

2.Σ型デバイス

これは、Σの形状をした柱です。地震などの衝撃を吸収する(緩衝する)効果があります。

ダイワハウスといえば「強い家をつくろう。」がコンセプト。地震を模擬した実証実験による裏付けが、技術の高さを証明しています。

「強い家」とは地震に対してだけではなく、経年劣化(防水・防湿)長期保証と合わせて「強い家」としています。

ここは正直、大手ともあって安心しています。技術ノウハウの蓄積も、経営の安定性も申し分ありません。


3.天井高2m72cm・大開口の窓

なにもダイワハウスに限ったことではありませんが、軽量鉄骨は柱が少なくて済む分、高さ方向にも横方向にも広くとることができます。

天井が高いと広く見えてそこにいるだけで何となく落ち着きますよね・・・広い窓は景観を区切ることなく景色を切り取れるので目の前に鑑賞できる景色がある方はぜひ採用したいところでしょう。


4.高い遮音性

自分は鉄骨は音が響くイメージがあったのですが、木造のほうが響くらしいです。それに加え、制震ゴムを挟んで音の振動を床が吸収してくれるそうです。ダイワハウスの遮音性は-50dB。これかなりすごいんですが、外が80dBのとき、家の中は30dBになるということ。地下鉄の車内にいるとき、ささやき声が聞こえるということ(。。。どゆこと?)

家の中でピアノを弾いても外は深夜の郊外並みに静かだということ。(こっちだったか!)

この遮音性は業界トップレベルだそうです。(他社は-30dB~-40dB)

<参考>
100デシベル・電車が通るときのガードの下
90デシベル ・犬の鳴き声(正面5m)・騒々しい工場の中・カラオケ(店内客席中央)
80デシベル ・地下鉄の車内・電車の車内・ピアノ(正面1m)
70デシベル ・ステレオ(正面1m、夜間)・騒々しい事務所の中・騒々しい街頭
60デシベル ・
60デシベル ・静かな乗用車・普通の会話
50デシベル ・静かな事務所・クーラー(屋外機、始動時)
40デシベル ・市内の深夜・図書館・静かな住宅の昼
30デシベル ・郊外の深夜・ささやき声
20デシベル ・木の葉のふれあう音・置時計の秒針の音(前方1m)

ということで、とりあえず軽量鉄骨で防錆剤も万全(75年の耐久性)。軽量鉄骨も床材は木なのでシロアリ対策が必要ですが、それも対応済。防蟻シートを基礎に敷きます。

などなど、細かいところまでノウハウもあり、品質の高さは大手ハウスメーカーならでは。問題ないでしょう。

注文住宅で建てるとなると、坪75万~80万円と言われました。35坪で2800万円。建物だけで。全く手が出ないので選択肢から外しました。いや、外されましたとさ、ちゃんちゃん。(規格住宅は坪55万~65万円だそうです。)

ただし、まだ続きがありんすで、ダイワハウス(栃木)は分譲住宅をメインでやっています。インターパークの奥はダイワハウスの町。ダイワハウスは町から作っており、分譲地を建売で売っています。建売になるとトータルで3000万円~3800万円(32~35坪程度)とのことでした。

ん~、個人的には、隣と似たような間取りになるのに少し抵抗があり建売は今のところ選択肢に入れていませんが、ダイワハウスは分譲地から手掛けているだけあって、ダイワハウスの町に用事のない人が入ってこないような道の経路になっています(道が公道に貫通していないので住民しか使わないようになっている)。このように、住むためだけの町になっている、という点は考慮すべき大きなメリットだと思います。

永く住める家、地震対策と高い品質を望むなら(予算が合えば)ダイワハウスで間違いありません。


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